メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
「イエスの生涯」と「徒然草」
遠藤周作さんは、生涯で何冊の本を書かれたのでしょう?
一番知られているのは「沈黙」だと思いますが
若い頃に読んで、重苦しさに押しつぶされそうでした。
先生の狐狸庵シリーズやぐうたらシリーズは
肩の力を抜いて、人生とはこんなもんだよ、と教えてくれました。
「おバカさん」や「黒ん坊」「ヘチマくん」
抱腹絶倒なのにしみじみと心に沁みてほろりと涙がこぼれたり
「海と毒薬」を読んだのは高校時代
クリスチャンでもないのに
「聖書のなかの女性たち」
から始まって、キリスト教関係の作品もなぜか沢山読みました。
遠藤周作さんのファンで、読んだ本を熱心に勧めてくれる友人が
身近にいたからでした。
娘から、何かいい本があったら紹介して、と言われて
ふと脳裏に浮かんだのが「イエスの生涯」

でも、きっと忙しい日常の中で寸暇を惜しんで読む本ではないかな
と思い、たまたまその日書店で買った「こころ彩る 徒然草」を紹介しました。

国語の時間に習っているはずですが、ほんの一部だと思ったので。
気楽に読める「こころ彩る 徒然草」を娘に渡し
全文をKindleで購入するよう勧めました。
第13段
ひとりともしびのもとに文をひろげて
見ぬ世の人を友とするぞ、こよなう慰むるわざなる。

「本を開くとまだ見ぬ、古の人と心の友になれます」と
優しい言葉で紹介しています。
解説では、徒然草はただの「つぶやき」「エッセイ」ではない、
兼好法師が過去何千年にもわたる中国、日本の名著を読んで
そのエキスを自分の文章に織り込んでいるから、
奥が深く、読む者の心を打つのだと書かれています。
かがみの孤城

本屋大賞受賞おめでとうございます!
この本を手に取ったのは昨年12月
娘にも是非読ませたいと思って帰省してくる年の瀬までには、と
長編ですが家事の合間に集中して読み終えました。
結末はここには書きませんが
是非、読まれて、温かい幸せな気持ちを味わってください。
長編ですが、お勧めです。
中盤までは、主人公の「こころ」と一緒に鏡の中の世界での冒険や謎解きを楽しみ
終盤では思いもよらない展開に、胸が熱くなり
人は誰もが、いろいろなものを抱えている、ということを実感できると思います。
この本を読み終えて、私は「アキ」のような大人になりたい、と
思いました。あれから5ヶ月、たまたま書いた昨日の投稿のような
気持ちをいろいろなところで発信しています。
よく、エッセイやドキュメンタリーは読むけれど
物語なんか読まない、という人がいます。
歴史に残るような大作家の本以外には価値がないと
いうような極端な人もいます。
私は物語も作者の伝えたいことを物語の形で書いているだけ、
と考えていますし、その方がよく伝わることもあります。
最近読んだ本では「最高の休息法」というものがあります。
マインドフルネス理論を、教授と弟子のやりとりという物語形式で
とてもわかりやすかったです。
過去には「もしも野球部のマネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら」
ちょっとマニアックですが、ユングの思想を物語にした「聖なる予言」など。
「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」

お茶の稽古の時に
突然、「ああそうだったのか」と思うことがありました。
それは、30年も前、仕事でくたくたになりながらも
なぜ、私は、好きとは思えないお茶の稽古に行っていたのかということ。
茶道部の顧問をしていたので、ご指導くださる先生とのお付き合いのため。
そう思っていました。
ずっと、今日までそう思っていました。
当時から熱心でなかった私は、何一つ身についてなくて
手順も全く覚えておらず、昔やっていたとは到底言えないのですが
今日は、お点前の途中で、一瞬手を膝に置き、背筋を伸ばした時に
先生からとても褒めてもらったのです
「そうそう、そこで居住いを正すと美しい」
その時に、突然、ああそうか!と気がついたのです。
毎日が、止めどなく流れて早朝から夜遅くまで職場で過ごしている中で
お茶席に座って、その静寂を味わうのではなく
「流れが一瞬止まる心地よさ」を求めていたのだ!と。
つい先日、友人が森下典子さんの「日々是好日」を
話題にしていたので、久しぶりに取り出して見ていたところでした。
前書きのところに、世の中には
「すぐわかるもの」と「すぐにはわからないもの」があると
書かれていました。
「すつにはわからないもの」の例として
ある映画を挙げていました。
子供の頃に見たときは意味もわからなかったけれど
成長するにつれて、その時その時で様々に感じることができた、そうです。
私にとっての「すぐにわからないもの」は倉田百三の
「出家とその弟子」でした。
初めて読んだのは、中学時代、バスの中。
今日も久万高原へ会議のために行きましたが、
あの日も、黒藤川中学へ転任された先生のところへ
みんなで会いに行くバスの中でした。
なぜか、男子と隣り合わせに座り、話すこともないので
お互い持っていた文庫本をずっと読んでいたのです。
面白くない本でしたが、仕方なくずっと読むうちに
展開が気になって、帰宅後も読み続けました。
読後感は、ただただ清々しい気持ちになっただけでしたが
大学を終える頃に再び読んだときは、同じ本とは思えないほど
多くの思いが湧いてきました。
森下さんは
「すぐにわかるもの」は一度通り過ぎればそれでいい
「すぐにはわからないもの」は何度か行ったりきたりするうちに
じわじわとわかるようになって別物になっていく、そうして自分が
見ていたものが、全体のほんの一部だったことに気づく、と。
この「まえがき」の自然描写がとても美しくて、
中身への期待に胸高鳴らせました。
期待通りの美にあふれたエッセイでした。
ふと古い本を取り出したタイミングと
30年前の自分に気づいたタイミングが重なり合う不思議。
王者のメソッド

果てしなく続く壁のずっと先にある風景
ふと立ち寄った書店
平積みではなく、書棚に並んだ羽生結弦選手の本
今、まさに時の人、手にとってパラパラ眺めていたときに、私の目に飛び込んできたこの言葉
彼が目指す「世界の絶対王者」は私には無縁
だけど、私の中にいるたくさんの「私」というライバル
その中での絶対王者になろう、ふとそう思いました。
羽生結弦選手の未来にある風景と同じように
私にもいつかたどり着きたい風景がある
彼が「弱さと向き合う」ように
私も自分の「弱さ(私の場合は怠け心)」
から目を逸らさずに,乗り越えて行った先に
ささやかな、でも私にとっては希望の未来がある
こんな歳でも。
彼が4回転を成功させるために積み重ねたことと同じように
私も、家事や仕事や家族、友人との関係など
丁寧にうまくできるよう努力すること、そんなヒントが
この本にはたくさんありました。
「脳みそを自分の心のために使う」
昨日と同じように息をして、同じようにご飯を食べても
私も、なけなしの脳みそを、自分の心のために
ちゃんと使ってみよう・・・
そう思った途端
何か違ってきた気がします。
書店で本を買いましょう!
朝日新聞の一面に、地域の書店が激減しているという記事がありました。
書店が減るのは寂しいですね。
最近は買わない本を店内のカフェで読めるサービスも増えてきましたが、
私はどうも居心地か悪くて利用出来ません。
普段、読みかけの本を持ち歩いているので
カフェに入ると、取り出して読みたくなるのですが
自分の本なのに、バックへしまう時に、なんか気まずくて。
立ち読みでさえ、買うかどうかの判断程度で、
ガッツリ読んでしまったら、著者への敬意を込めて買うようにしているので
買わない(かもしれない)本をただ読みするのは、さもしい気がして
多分今時そんな偏屈な事を考えるのは私だけでしょうけれど。
書店で見て、ネットで買う、という人も増えてきましたが
人が触った本がいや、という人への対策でしょうか
1冊だけ立ち読みできるようにして
他の本をビニールで包むお店も多くなりましたね。
私の本棚には、ネットでは見つけられそうにない
ちょっと個性的な書店で見つけた本が結構並んでいます。
ヴィレッジヴァンガードという雑貨店の書籍コーナーでみつけた
この本は、もちろんネットでも買えますが、ネットだけでは
見つける事はできなかったと思います。
パタンとマグネットで止められる装丁
全ページ仕掛けがあって、種を入れる封筒や
アイテムのヒント、庭作りのダイアリーなど
見ているだけて楽しくてワクワクしてきます。
もしも、自分の周りに書店が無くなったら・・・
人生の楽しみのかなりな部分が奪われてしまいます。
みなさん、書店で本を買いましょう!



プロフィール

メリッサ

Author:メリッサ
愛媛県松山市のハーブ大好き
メリッサの庭へようこそ!
春から晩秋まではこんな庭です。
メリッサへのご連絡はmelissa.herb.82@gmail.com まで!



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