メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
Songs for


4年近く前
松山中央高校に赴任されたばかりの土居俊一先生に
ご無理をお願いして、JHS愛媛支部のために曲を作っていただきました。

皆で訪れた富良野で、ファーム富田会長の富田忠雄氏に
丸一日お付き合いいただいた上に、ご自宅にまでお邪魔させていただき
夢のような一日を過ごすことができました。

その時の夢のような思いを、ほんの数分の曲にしていただけたらと
厚かましくお願いをしたのでした。
資料としてお渡しした、富田氏の著書をご覧になった土居先生は
冬の厳しい寒さに耐えて、誇り高く咲くラベンダーの姿に感激され
大変なご多忙の中、3部作の曲を作ってくださいました。

この曲をいただいた頃の私は、とてもストレスフルな日々を送っていました。
最低の日々、自分の人生は、もうこのまま光など射さない、と
誰も気づかない中、心は薄皮がはがれるように傷んでいました。

娘が土居先生から預かった、と手渡してくれたCDを聴くうちに
とめどなく涙が流れてきました。
当時はいろいろと心を悩ませる出来事に苛まれていましたので
最初は、どこにも行けない苦しみが堰を切って流れ出たように思いました。
そのうちに、冬を迎えて、ラベンダーが花開く季節の部分になると
いつもそばにいてくれる友人たちや家族の笑顔、そして
忘れてしまいそうだった、あの日の輝きが
ラベンダー畑の向こうに見えるように晴れやかな気持ちになってきました。

苦しいことばかりに目を向けていた当時の私を、また光の射す場所へ
呼び戻してくれた曲でした。

当時この曲に思い出の写真を付けてフォトムービーにしてくださった
朋子さんにお願いして、本日フェイスブックにアップしていただきました。
冬のシーンは撮影できないので、富田氏から直々に写真集の写真を
どれでも使っていいよ、と許可をいただいて使わせていただいたものです。

この春、土居先生は、少し離れた学校へその力量を乞われて転任されました。
先生を慕う多くの生徒たちを残して、遠距離通勤を始められます。
あの日、暗闇の中から救っていただいたこの曲を
遠距離通勤でお疲れの土居先生へ、感謝の気持ちをこめてFacebookにシェアさせていただきました。

先生の通勤のご無事と、赴任先でのご活躍を心よりお祈りして。

3部作で9分程度ですが、いつか生演奏で聴いてみたいと願っています。

以下は土居先生がお書きになった作曲にあたってのメッセージです。

***********

ジャパンハーブソサエティー愛媛支部委嘱作品
~北海道・ファーム富田 富田忠雄氏への音楽~
『songs for...』
Ⅰ.北の大地に
Ⅱ.雪の記憶
Ⅲ.命の輝き

作曲:土居 俊一(2010.11.25)

【作曲にあたり】           土居 俊一
 ジャパンハープソサエティー(JHS)愛媛支部委嘱作品。北海道ファーム富田の富田忠雄会長への音楽です。
作曲するにあたり、富田氏の写真集『風の記憶』をベースに、JHS愛媛支部の井上泉支部長のお話を聞き、さらに私自身がファーム富田を訪れた時の印象を加味して、曲の全体像を作り出していきました。
 具体的には、まずテーマの決定にかかりました。テーマの中心に据えたのは、「ラヴェンダーのたくましさ」。ラヴェンダーは、冬に大地を覆う雪の下で命をふくらませていきます。雪に守り鍛えてもらいながら、厳しい冬を乗り越えたラヴェンダーだけが、春になって美しく香る花を咲かせるのです。ラヴェンダーについて不勉強だった私は、そのことを『風の記憶』を読んで初めて知り、感動しました。ただ美しいだけではない、たくましい真の美にこそ見いだすことができる「命のドラマ」を曲の柱にしました。
 次に、曲の構成に入りました。富田氏が私たちに示してくれているのは「表に出る美しさ」だけではありません。よって、「自然の営みの恒久性」を曲に混ぜ込む必要があると考えました。「今日、花を見たらきれいでした」の曲では、ファーム富田の「一部分」を切り取っただけのものになります。ゆえに、ファーム富田が創設される前から確固として存在するもの、つまり「北海道」の神秘的なまでの美しさから曲を始めることにしました。続いて前述の「冬があるから春が来る」を展開し、色鮮やかな満開のラヴェンダー畑を描写していきます。音楽としてもクライマックスは明確に存在しますが、そのまま感動的に曲を閉じてはまたまた安っぽいものになります。やや短めなクライマックスはやがて感傷的な夕暮れのシーンへと代わり、新たな冬へのサイクルが人間をはるか超えたところで動き続けます。このようにして、結果的に(あるいは必然的に)この音楽はリピート鑑賞が可能なものとなりました。
 シンセサイザー音源での演奏を前提として作曲しましたが、楽器編成はフルート・オーボエ・ファゴット・クラリネット・ストリングス・ハープ・ピアノです。大まかに、オーボエ・ファゴット・クラリネットは生命力、フルートは空、ストリングスは空気感及び大地、ピアノ・ハープは太陽及び雪をイメージして使用しています。
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