メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
臓器提供
亡くなる前の母は、「こんな年老いた病人が沢山の年金を頂いたり
医療保険金を使うは申し訳ない、勿体無い」を口癖にしていました。

そんな母が、死後はせめて臓器提供をして誰かのお役に立ちたい、と
担当医に申し出たそうです。
大学病院の若い医師は、母の臓器がどんなに沢山の薬で汚染されているかを説明し
そういう臓器は使えないからあきらめるようにと説得したそうです。

本当にそんな説得は必要だったのでしょうか?
「ありがとう、きっと誰かの役にたてますよ」と言ってくださるだけで
母はどんなに嬉しかったことでしょう。

両親を介護しながら医療の現場を見て思うことは
医師は患者の全人格を見ず、患部だけを見ているように思うのです。
知人から聞いた話ですが、有名私立中学への受験のため
動揺を恐れて、祖母の死を子供に伝えず
家族も葬儀に参列しないで、普段どおりの生活をした、と聞いたことがあります。
たった一つの目的のために勉強だけをした人は
医師に限らず、どんな職業に就いて、例えその道では優秀でも
本当にいい仕事は出来ないと思います。

行事があれば、勉強の手を止めてでも親戚の中で
いろいろな人に会い、様々な人生を見聞きすることは
やがて社会に出て仕事をする時に役に立つのではないかと思います。

あの若い医師も小さい頃に、年寄りとは繰言を言うものだ、
ということや、「はいはい、わかったわよ」と言って安心させる
大人たちを見てこなかったのでしょう。
こんなことは大学では習わないしテキストにも書かれてないけれど
人が病気に打ち勝つためには、どれほど大きな力になることでしょう。

今、病気腎移植が愛媛発で話題になっています。
病気の腎臓でもいいから欲しい、短い時間でも元気に普通の生活をしたい、
という人の夢や希望を断つことが第三者に出来るのでしょうか?
いろいろ難しい問題はあると思いますが、一日でも長くあの青い空を見て、
美味しいものを食べて、好きな人たちの声を聴いていたいのは
誰でも同じではないでしょうか。

生きているうちに、母への感謝をきちんと伝えることが出来ませんでした。
年老いた母の希望を継ぐことで、その気持ちを
遠く空の向こうの母に届けられれば、と思っています。
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