メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
大人のセンスオブワンダー
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娘と「センス・オブ・ワンダー」について話す機会に恵まれました。
こんな日が来るとは・・・・

話しているうちに、気づいたのですが
レイチェル・カーソンは、「不思議さに目をみはる感性を育むためには
少なくとも一人、それを見守る大人が傍に居る必要がある」と書かれています。
それは、自然の美しさや不思議に、共に感動する人、という風に考えていましたが
共に感動するだけなら、大人でなくてもいいはずです。

大人は、子供たちから溢れ出る、センス・オブ・ワンダーを
記憶し、子供たちが忘れそうになったときに、思い出話を語る、という
そんな立場でもあるのかな、と思いました。

思い出話をしてやるのですが、すっかり忘れているようです。
それでも話してやると、へえ、そんなこと言ってたんだ・・・と
フィードバックして、新たに思い出をインプットしているようです。

********************
「環境教育」

フェリーのデッキから沈む夕陽を眺めていました。
秋と夏の雲が行き交う青空が銀色に流れる雲のキャンバスにかわる頃
眩しかった太陽が暖かい色味を帯びて海面と出逢いました。
近くを通る船もシルエットに変わり、振り返ると白い月はもう高く上っていました。

冷房で冷えすぎる船内に比べて、デッキでは心地よい風が迎えてくれましたが人影はまばらでした。
船内のゲームセンターではゲームに興じる人たちでごった返し
ドアの開いた船室の前を通るとどこもバラエティ番組が賑やかな笑いを誘っていました。

養老孟司先生の環境論を読んで、私が感じていた環境保護運動への
違和感を先生も同じようにお持ちなのだと知りました。
おそらく全世界の「ものを考える」人たちは環境について危機感も
問題意識も持っていると思うのですが、一部の過激で、狭量な先駆者の発言に
一歩も二歩も退いてしまって、黙っているのではないでしょうか。

私は何も考えないので、先駆者とも識者とも違うスタンスで
子供達が自然を好きになったらいいなあ、と思っていました。
そして、今までの少年自然教室や様々な子供達と自然を「引き合わせる」大人の企てと
少し違うアプローチをしたいと思っていました。
自然を感じて親しい気持ちになるということは、大勢でワイワイ出かけて
得られるものではないと思うのです。

私たちが仲間とバードウォッチングの会に出かけたときも
講師の丹下先生の近くで、お話を聞いていたのは数人、後は
近くを歩く人たちとの会話を楽しんでいました。
環境というキーワードに少し気付いている我々でもそうなのですから
お膳立てされた企画に勧められて参加した子供達はなおさらです。

話す相手は目の前にある自然だけ、そういう場所で初めて子供達は
自然の素晴らしさや面白さ素敵さ、かけがえの無さに気付くのだと思います。
自然を説明する必要など無いと思うのです。
興味を持った子だけが、雲や石や森や海について勉強をすればいいと思います。

いつのまにか娘が隣にやってきていました。
「綺麗な雲ねえ」
「海の模様もきれいね」
私には、ほんの少しだけ雲の名前や海流について説明するカードがありましたが
ただただきれいねえ、とずっと眺めていました。

すっかり日が沈み、足元が暗くなった階段を船室へ降りながら、娘が
船の周りの泡って、船が作ったものだけ?それともぶつかった相手の海も泡を作ってる?
と質問しました。私も正しい答えはわからないので、二人で、いろいろな可能性を
考えながらこうかな~と話しました。いつか娘はどこかで答えに出会うでしょう。
この疑問を今日持ったから出会えるので、そうでなければ出会っても気付かないでしょう。
急がなければならないのは、我々大人の責任で、子供達はゆっくり知っていけばいいと思っています。

2004.8.25 Melissa's Cottage Soliloquy より

*************

いつも空を見ていた

玄関を開けると
まず空を見上げた

あ、きれいな雲
虹ね!
なんて素敵な青空!

そんな私の傍で成長した娘が
今は学校から帰ってくると真っ先に

虹が出ている
夕焼けがきれいよ
面白い雲がある

目を輝かせて報告してくれる

ピアノのレッスンに遅れそうになり
慌てて車に向かう途中
立ち止まってしまった娘

あ、月と星があんなに近くて綺麗!
暫く二人で眺めていた

melissa's sky 2005年9月7日より

***********

もうひとつ、「大人」にできること
それは、環境教育に対して、価値があると思う活動に
資金提供すること、ではないでしょうか?

映画センスオブワンダーを学校で見てもらうために
30分に編集するプロジェクトがあり、わずかな金額ですが、寄付をしました。
送られてきたビデオと製作委員会が作成したレイチェル・カーソンの自伝
「レイチェル」に挟まれた、資金提供者のリストには、名だたる有名人に混じって
メリッサの名前も・・・落合恵子さんと並んで、なんだかちょっと嬉しいのです。





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Author:メリッサ
愛媛県松山市のハーブ大好き
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春から晩秋まではこんな庭です。



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