メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
「何かヘン」を育てる ~小学校の理科教育
娘が、小中学生の「理科離れ」についてリポートをするために
調べ物をした資料を、送ってくれというので、探して荷物に入れました。
その時に、ふと理科教育の大切さについて私なりに、思いを馳せました。

小学生が理科を学ぶことの一番重要なことは、さまざまな「情報」を
見抜く基礎力をつけることではないかと思うのです。

少し前に、このような本がベストセラーになりました。

水は何でも知っている
mizukota.jpg


私も「美しい水の結晶写真集」として購入しました。
ところが見ていると「何かヘン」と思ったのです。
ビンに「ありがとう」とかそういう好ましい言葉を貼っておくと
水の結晶は美しくなる、悪い言葉を貼っておくと汚くなる、
と書かれているのですが、すぐにおかしいと思いました。

それは、子供のころ、理科の時間に顕微鏡を覗いた思い出からです。
きれいな結晶を探すのに苦労しました。
ものの結晶は、全てが同じではないからです。
なので、水のように温度や周囲の環境で常に変化するものが
このような均一の結晶が常時、それも全部であるのか?という疑問が
わいてきたのです。

そこで、当時所属していた「青空メーリングリスト」という
環境教育関係者や科学者の方々が自由に発言するメーリングリストに
話題として発言してみました。もちろん本名でみなやりとりしていました。
いわゆる「理系」の方でも、支持する人もいましたし、
トンデモナイと怒りのこもった発言もありました。
そのお一人左巻先生は、その後、こんな本を出版されました。
もちろん購入しました。

水は何にも知らないよ
mizusira.jpg



ものの真偽というのは、決着のつかないことが多いのですが
多様な価値観を持つためにも、小学校で理科を学ぶということは
誤った知識を鵜呑みにしない・・・カルト教団や特定の思想にのめりこんでしまう前の
フィルターを持つことにもなると思うのです。

ゆとり教育世代の子供たちは、小学校時代に、顕微鏡を覗いて
わいわいと1時間使ってしまうような経験を持たずに、
既に大学生になっています。

未来を担う子供たち・・・心配ですが、自分の若いころを振り返っても
大人が言う「正しい」ことは素直に受け入れず、
恥をかきながら、少しずつ考えるようになっています。

一般人はそれでいいのですが、「センセイ」はいけません。
ある小学校の校長が、この本のことを学校通信に紹介して絶賛したそうで
保護者から、こんな「科学に対してトンチンカンな人」が校長をしている
学校の教育をわが子に受けさせたくない、と騒ぎになったことがありました。

私たちは、レイチェル・カーソンの「センスオブワンダー」という書籍の心を
伝える小さな活動をしています。
新しく仲間に加わった方とのメールのやり取りの中で、私が書き送ったものを
こちらにも転載します。
前後が無いので、誤解があるかも知れませんが・・・

************

グリンピースは、企業からの援助で活動していますね。
真の目的は、環境活動なんかやってる奴は、問題がある、と
社会に思わせて、本来の環境保護活動をしている心ある人の
信頼を損なうことではないかと、思っています。
私もグリンピースという団体が世の中になかったら、もっと早くから
自然保護の活動をしていたと思います。

養老先生が初めて書かれた一番大切なこと、という環境についてのエッセイにも
冒頭に、ずっと前から地球環境について心配していたけれど
一部の過激な団体を見ていると、沈黙することを選んだ、
ほとんどの知識人はみなそうではないか?というようなことを書かれています。

また、レイチェルにしても、いろいろなところでその功績を歪められています。
一番有名なのは
「レイチェル・カーソンの大虐殺」

こういうやりとりがよくなされます。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1148150556>

でも、レイチェルは、農薬と発ガンではなく
農薬を撒き散らすことで、生態系のバランスを壊すと言っているのです。
現に彼女が言うように、自然は沈黙し始めています。
我が家の庭も、かつてはやかましいほど鳥が鳴いていましたが
今年は、ほとんど鳥の声をききません。
鳥がこないと天敵が居ないので、害虫が大発生し、害虫は
植物を食い荒らし、その植物が守っている(木陰だったり、棲家だったり
餌だったり)を奪い、その植物を餌にしている虫たちが減り・・・・と
悪循環を繰り返しバランスを崩してしまいます。

科学者と名乗る人たちの中で、総合的にものを見る人は少ないです。
ある1点(たとえば、レイチェルが発ガンを訴えた)だけをとって
その人の発言を全否定したり、またDDTに発ガン性があると言われただけで
ただちにやめてしまう、ことを指示した人にも問題ありだと思うのですが・・・。
DDTがいけないのなら、やめたらどうなるか、代わりにどうするか?を考えずに
やめるのなら、幼児にだってできますよね。

1冊の本が、全ての最良であるわけはないので
読む側が、しっかりと勉強して、どのように、そこから学んでいくか
実践していくか、だと思うのです。






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Author:メリッサ
愛媛県松山市のハーブ大好き
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春から晩秋まではこんな庭です。



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