メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
心の琴線
楽しみにしているお茶のお稽古日でした。

asatuyu.jpg

お茶室に入って、まず床の間のお軸とお花を拝見するのですが
今日は、「あさつゆ」という涼しげな色紙でした。

ああ、なんて涼しげな・・・と思いつつ見上げていると
師匠が、それはね、高校時代の書道に先生が書いてくださったのよ、と
教えてくださいました。
そうなんだ・・・そんなに昔の色紙を大事になさっていていいな・・・
と思いつつ、ずっと心にひっかかっていた思い出が蘇ってきて・・

年を取ると、情けなくも、人前でも涙が溢れてくるのですね。
若い頃は決してこんなことは無かったのですが。

私にも学生時代の恩師に書いていただいた色紙があるのです。
とても大事な思い出とともに、大切に・・・のはずが
どこを探してもみつからないのです。

教員をしていた頃、担任したクラスで最初にこの色紙を見せ
エピソードを話し、こんな先生になりたいと思っている。
まだまだだけど、みんなと一緒に成長したい、と話していたのです。
そんな大事な思い出でもあり、商売道具でもあり、武器でもある
大切な色紙が、ずっと探しているのですが、無いのです。

当時の高校生は、素直で純粋で・・・
子供たちが決めた学級目標は「心の琴線」
心の琴線

年度の終わりの学級紹介では、このように・・・
心の琴線2

まあ、学級委員長が書くので、みんながこう、とはいえませんが
遅刻、欠席が全校33クラスの中で最も少ない、処分者、退学者O
元気いっぱいの仲良し学級でした。

あの頃から、一番変わったのは、私自身かも知れません。
楽な方にばかり流れて、気合の入らない・・・そんな日々・・

この「つゆくさ」は昔を思い出し今の私に「渇!」を入れてくれました。
お茶の稽古は人の道の学びでもあります。

2002/3/7発行   タッジー通信第15号 より

☆ メリッサの独り言

 学生時代のゼミで、先生が「心の琴線」と書かれた色紙を見せてくださったことがあり
ました。私も欲しい・・・軽い気持ちでお願いしたまま、すっかり忘れて卒業を迎えまし
た。学生主催のお別れパーティーは降りしきる雪の中でした。夜も更けて外に出ると雪の
中、先生が色紙を抱えて待っておられました。傘に降り積もった雪・・・。学生たちの楽
しみの場を邪魔しては悪いと外で待たれていたようです。私はすでに下宿をひきはらって
いましたので、手渡すために屋外で長く待たれていたようでした。ご老体には耐え難い寒
さだったはずなのに、温かい笑顔で約束だからと手渡してくださいました。百の言葉より
ひとつの行いが人を変えることがあると知った瞬間でした。それまで自分勝手に過ごして
きた私は、約束を守ること、人に誠意を尽くすことがいかに人を幸せにするかを教えてい
ただきました。先生から勧められた「五輪書」も卒業後、手に取りました。本の中から先
生が語りかけてくださっているような錯覚さえ持ちながら読み終えました。何度もの引越
しで大切な色紙は行方不明になってしまいましたが、あの日の先生のお姿は今も私の心に
焼き付いています。たった一つの出来事が人の人生の背骨を作る、そんなこともあるのだ
と知りました。この時期になると特に思い出されて涙が出ます。
今は亡き岩下先生に感謝をこめて・・・。



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愛媛県松山市のハーブ大好き
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春から晩秋まではこんな庭です。



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