メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
温故知新 ~李登輝氏「武士道解題」
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東日本大震災から1年が過ぎ、日付だけは一区切となりました。
復興への道のりは手付かずで山積したままのものも多いようです。

昨年のあの日から、繰り返し思い出した1冊の本があります。
新渡戸稲造氏の「武士道」です。
東北の方々の潔さ、我慢強さ、他者を思いやる寛大さ・・・
心震わせながら読んだ「武士道」の中の日本人の姿を思い出しました。

新渡戸稲造氏の言葉どおり、消えてしまったように思えた武士道の心は
ちゃんと日本人の中に生きていたのだ、と感慨深く何度も取り出して
これからの生きる道を求めていました。

日本の片田舎のおばちゃんがそんなものを読んだって・・と
きっと多くの方が思われるでしょうね。
でも、国の運命を立派な統治者に任せていれば安心だった時代はもうありません。
一人ひとりが、自分が何を選択して生きていくかということを
考えて行動しなければ、この国難を乗り切ることはできないと思います。
何が正しいか・・・テレビだけ見ていたのでは、様々な方向(特に利害)に
誘導する情報が溢れていますから、何を信じていいかわからない、ということになり
やおら考えるのをやめる・・という構図に発展します。

ぶれない、情報に右往左往しない、ためには
日本人の心を育ててきた、思想や信念を、優れた書物から学ぶことではないでしょうか。
特に女性は、身なりや肌や髪の美しさを追い求めますが
しぐさや話す言葉、行いの美しさは、「わかる人にはわかる」と思います。
誰にでも尊敬される、と言えないところが、今の日本の残念なところですが。
欧米では、人生経験の豊かな「マダム」が尊敬されますが
日本は若くてアニメ調の話し方をする女の子に多額のお金が流れていきますね。

心震わせながら、武士道の解説本や、対訳本など、それなりに満足して読んでいましたが
金岡秀郎先生からご紹介いただいた、李登輝氏の「武士道解題」を読んで
目からうろこの落ちるところが沢山ありました。

どんなに美しい星空も、近視の強い者には、その半分も見えないのと同じように
すばらしい名著も、読み解く者がもともと持っている知識教養の程度によって
人生を変えるほどの衝撃であったり、めんどくさくてつまらない、で終わってしまったり。
李登輝氏のこの本は、いきなり武士道の解説ではなく、ご本人の生い立ちや
読書経歴などが、語られています。

「はじめに」の書き出しは
いま、私たちの住む人類社会は、未曾有の危機に直面しています。
です。初版は2003年です。
その時に、李登輝氏の言葉に耳を傾けていれば
これほどの大災害に直面しても、もっと早い復興を国の総力で進めることが
できたのではないかと思うほどです。震災直後に我欲という言葉を石原都知事が言われましたが
彼もまた、未来の日本人のためではなく、今のこの便利さを手放したくない、と我欲を語っています。

22歳まで日本人として日本の公教育を受けてこられた李登輝氏は、
「やむにやまれぬ」気持ちで日本の伝統的価値観の尊さを
世に問いたいと思い書かれたそうです。

どんな本も、前書きから順次読むように書かれていますが
興味を持ちにくい女性の方は、第14章「婦人の教育および地位」から
読まれてはいかがでしょうか?
または、各界の著名人の感想をまとめた巻末の
「私は本書をこう読んだ」から読まれてもいいと思います。

今はアマゾンのマーケットプレイスに沢山出品されています。

1900年1月に刊行された「武士道」を、時のアメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトは
超多忙であったにもかかわらず、徹夜で読破し、翌日ただちに数十冊を購入して
ホワイトハウスを訪れる政・財・官界の指導者たちに手づから配ったというエピソードが
李登輝氏によって語られています。
この混迷した時代にこそ、日本の武士道がその打破に力を発揮する、とも述べられています。

私も大統領ではありませんが、お話して深く興味を持たれる方には
その場で差し上げて、あらためてアマゾンのマーケットプレイスから購入しています。
興味をお持ちの方は、公的な全ての図書館が複数冊所蔵していると思いますので
ぜひ、一度手にとられて、そして、ぜひ、購入されてお手元に置いて
身近な方々にもお伝えください!

武士道は決して古く廃れて行くものではありません。
武士道から学び、明日からの私たちの生きる道を示してくれるものと思います。
どう読み解くか・・・・
まずは識者の優れた解説に耳を傾けてみませんか?

+++++++++++++++++

読み直してみて、メリッサは
しぐさや話す言葉、行いが美しいの?と言われそうですね。
そうではありませんが、美容よりは、内面を充実させたいと・・・願っています。
100年くらいかかりそうですが・・・r(^^;)
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Author:メリッサ
愛媛県松山市のハーブ大好き
メリッサの庭へようこそ!
春から晩秋まではこんな庭です。
メリッサへのご連絡はmelissa.herb.82@gmail.com まで!



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