メリッサの庭から
大好きなハーブを中心に人、音楽、映画、本、食べ物など出会いの感動を・・・
差別(サベツ)と差別(シャベツ)
アバターの記事のコメントとして
金岡秀郎先生からご紹介いただいた「ソルジャーブルー」を観ました。
今から40年以上前のアメリカで、このようにインディアンの側から見た正義が
映画化されていたことを知り、驚きました。

10年ほど前に、私はアメリカでの個人旅行で同じマイノリティから
差別的な扱いを受けたことがあります。
わずか2週間の滞在でしたが、白人から差別を受けたことはありませんでした。
ディズニーランドで駐車場とのシャトルバスに乗せてもらえなかっただけなのに
とても悔しい思いをしました。

金岡先生がいわれるには、社会制度とは別に、
劣等感の強い人がより弱い人に高圧的になるという
心理的(適応機制:補償)差別も存在するのだそうです。
仏教でいう差別はシャベツと読み、平等に対して、相違や区別を意味している言葉で
決して悪い意味ではないのだそうです。

問題なのは、何もかも平等だとする現代の「悪平等」
どうにもならないことで不当な扱いを受ける「悪差別」なのだそうです。

私は仏教について知識が無く、「シャベツ」は初めて知りました。
そして、差別ということを考えているうちに、昨年放送された
渡辺謙 アメリカを行く ”9.11テロに立ち向かった日系人」という番組を思い出しました。
なぜか気になって消さずに残していたこの番組の録画をもう一度見てみました。

9.11の後、アラブ、イスラム系の人々は恐怖に震えたそうです。
そんな人たちへの差別に対して立ち上がったのが全米各地の日系人だったそうです。
強制収容所の経験を持つ日系人たちが、アラブ系、イスラム系の人々を守るための
集会を開き、「過去に日系人に起きたことが他の人種に起きてはならない」と訴えたのだそうです。
その集会を呼びかけた日系人のキャシーマサオカさんは若いころに
収容所経験者達の証言を聞き、ショックを受けたそうです。
その証言を聞いた、もう一人の日系人ノーマンミネタさんは
議員となり、442号法案を成立させました。1988年のことです。
この法案は
1 強制収用の不当性を認めること
2 国が謝罪すること
3 同じことが繰り返されないよう学校で教育をすること
4 日系人に補償金を支払うこと

法案提出にあたって、ミネタさんは
「家、財産、土地を失った。しかし一番失ったものはもっとも基本的な人権」と
涙ながらに訴えていました。

ミネタさんは、9.11当時運輸長官でした。
「人種プロファイリングに反対していたミネタさんは、
「正しいと考えたら揺るがないこと。自分の意見を主張し、耐え、引き下がらないこと。
直面している問題を明確にし、感情的に判断しないこと」と話されていました。

いまだに、アラブ、イスラムに対する差別は存在するそうです。
ミネタさんは、アラブ、イスラム系の子供たちに、温かく力強い言葉で語りかけました。

一人の人間として誇りを持つこと
それを他人と共有すること
そして「互いを知る」こと
恐怖感は「未知」から生まれる

と。

運輸省にある、歴代長官の肖像画の中で微笑むノーマンミネタさん。
その後ろに、収容所のバラックとご両親との姿が描かれています。
観た人に、あれは何?と興味を持ってもらいたいから描いてもらったのだそうです。

ノーマンミネタ


ミネタさんは、未だに存在する差別について、このように言われした。
差別されないためには50%余計に努力する必要がある
常に働き続けなくては認めてもらえない。
努力を怠らず正しい行いをする
それが日系人の精神文化だと。

努力もせずに平等を叫んでも、誰も認めてくれません。
私は、人からひどい仕打ちをされたり、軽々しく扱われたときには
そうしてもいいと思わせる自分だからだ、と思うようにしています。
生まれながらに、何らかの差があるとしたら、泣いていても始まらないと、思います。

とてもいい番組だったのですが、私が説明すると
なんだか薄っぺらで・・・スミマセン

努力を怠らず、正しい行いをする、ということは
とても難しいですが、誰にでもできることでもあると思います。




この記事に対するコメント
平等への努力
ご無沙汰いたしております。先生の御活躍、いつも拝見させて頂いています。
平等への努力…重い言葉だと思います。我が家の二男は知的ハンディがあり、(ハハの思い過ごしでしょうが)日々、何かしら言われのない差別を受けています。公共交通機関に乗れば、挙動不審(笑)な二男を指差しヒソヒソ…スーパーに立ち寄れば遠巻きに見つめる…私は二男の事は隠していなくて、周囲の状況が許せば、ハンディの事を説明しています。でもママ友の中には、諸事情から子供のハンディを周囲に隠して、ひっそりと生活している人も多いです。なので、話が出来る立場の人間が周囲の方々に理解してもらえる様に、努力しなくちゃ…と変な使命感に燃えて(笑)います。
そんな二男も来月から中3です。彼なりに何かしら社会に役立っていって欲しいです。
色々な立場の人が、互いを思いやって、一歩いや半歩ゆずるだけで、社会はかなり風通しが良くなる、と私は信じています(*^o^*)
【2012/03/26 07:30】 URL | いつかの看護師 #- [ 編集]

Re: 平等への努力
いつかの看護師さん

お久しぶりです。
ずっと見てくださってたんですね。ありがとうございます!

先日(3月11日)会合に参加した仲間と、七折の梅を見にいきました。
道中、あなたのことを思い出していました。
2年前?3年前?一緒に七折に行きましたね。
あの時にオーダーした器を見るたび、我が家の梅が咲くたびに
坊ちゃんはお元気かな・・・と思っていました。
もう中3になるのですね。大きくなると、今までにないご苦労も増えると
思いますが、伸び伸びとした子育てがいつか花開く日が来ると信じています。

未開(と我々が呼んでいるだけですが)の地では
ハンディを持つ人を神の化身として崇めたり
地域ぐるみでお世話をしたりしているところも多いようです。

科学技術が進んで、人の心を失っていくことが悲しいですね。
金岡先生が言われるように、他人に対して心無い言葉を投げかけたり
ひどい行為をする人には、ご自身にも何かしらのコンプレックスがあると私も思います。

そういう人を変えることは難しいですが、少なくとも
自分の中に差別を作らないことも大事だと思います。
その人の責任や、人格に関係のないところで自ら卑下することなく、胸を張って生きる・・・・
隠していると発覚を恐れて強いストレスの中で生きなくてはなりません。
わざわざ発表する必要もありませんが、隠すことをやめた時から
自分と周囲の成長が始まると思っています。

こちらで皆さんにお伝えしたいことなどありましたら
いつでも遠慮なく、ご連絡くださいね。
もうすぐ庭のハーブが香り豊かになります。
お近くを通られたら、ハーブをとりにいらしてくださいね!

【2012/03/26 07:58】 URL | メリッサ #- [ 編集]

ソルジャー・ブルー
こんにちは。
「ソルジャー・ブルー」、あまりに懐かしく、反応してしまいました。
中学1年生の時、大人に混ざってひとりで観に行った映画でした。
ラスト近くの大虐殺のシーンに驚き、子供心に憤りを感じたことを覚えています。
初めて好きになった外国の女優さんは、この映画の主演キャンディス・バーゲンでした。
ラルフ・ネルソン監督には黒人差別を温かく描いた「野のユリ」という名作もあります。

「アバター」、こちらは3Dで鑑賞も、始まって30分くらい。…頭痛に耐えきれずに
劇場を退場しました(笑)。3Dで見せることを意識し過ぎて、無理に縦構図ばかりに
映像を切る取るのも閉口しました。
【2012/03/26 13:15】 URL | K-SASABE #/pdu0RA. [ 編集]

Re: ソルジャー・ブルー
佐々部監督さま

「ソルジャー・ブルー」のタイトルはよく知っていましたが
残酷なシーンが多いと聞いていたので、観ていませんでした。
今回、「頑張って」観はじめましたが、後半のシーンで目を逸らすことはなく
悲しみと怒りで涙ぐみながらも、しっかりと見ることができました。

キャンディス・バーゲンは、魅力的な女優さんですね。
私はありきたりですが、オードリー・ヘプバーンです。晩年の彼女もとても好きでした。
「野のユリ」も映画は知っていましたが、観たことがありませんでしたので、是非観てみたいと思います。

松山では、名作がなかなかレンタルできなくて、ごく最近TSUTAYAのサイトから
レンタル映画の検索ができることを知り、ソルジャーブルーも
松山市内で置いているところは1店舗のみ、自宅から市内の反対側端でしたが
借りに行ってみると、数本ありました。1本ずつでいいので、あちこちに
置いてもらいたいと思いました。

3Dは「ヒューゴ・・・」で初めて観ましたが、映画にもよるのでしょうが
頭痛はしませんでした。ただ、エンドロールになってめがねをはずすと、
とても色彩がきれいで、本編中も外してみてみたらよかったと思いました。

> 3Dで見せることを意識し過ぎて、無理に縦構図ばかりに
> 映像を切る取るのも閉口しました。

さ、さすが、専門家!
私はそういうことは全く気づきませんでした。
ありがとうございました。
【2012/03/26 22:26】 URL | メリッサ #- [ 編集]


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愛媛県松山市のハーブ大好き
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春から晩秋まではこんな庭です。
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